開水路用可撓継手装置

はじめに
 開水路用可撓継手装置は、地盤沈下や陥没などを原因とする継手部からの
 漏洩を止水する目的で、大型開水路、配水池、沈殿池などの今後の耐震対策を
 考慮して開発した商品です。

止水伸縮構造の断面

イ.上記の様な止水板を水路内面にオールアンカーにて
  取り付けることにより、漏水を防止致します。
ロ.可撓継手は伸縮自在型ですので、様々な変位に対応ができると共に、
  コンクリート面に密着できるように設計してあります。
ハ.上記伸縮継手を取りつけた後、外面保護板を取り付けて衝撃を分散させ、
  伸縮ゴムを保護するものとします。

保護板の断面図

イ.保護板の止めアンカーは、スライドとして伸縮に対応します。
ロ.ステンレス金網は構造物の変位に対する曲がり・捻りなどに対応できる、
  伸縮ゴムの保護のために取り付けるものとします。

特徴
イ.構成部品にて装着方法などはすべて単純化しており、水止性、可とう性、耐久性に優れた
  合成ゴムを使用、特にジョイント部など偏芯性などにも順応性があり、格差の大きい個所
  にも使用できます。
  また、耐震性構造に設計しておりますので、安心してご使用頂くことが出来ます。
ロ.作業は簡単で、特に大型機械の必要がなく短時間に装着が出来ます。
ハ.工事費は他の工事に比べて廉価に出来ます。
ニ.継手装置は1,200×2,400×1,000の水槽で実験の結果、
  段差110mmまで可能でした。